「東京2025デフリンピック」
2025年11月15日(土)~26日(水)
100周年を記念する大会が日本で初開催されました!
■協 力 ~
大会期間中の観客数は約28万人、79の参加国・地域、3チームから過去最多3,081名の選手が
参加、主催者をはじめ約3,500人のボランティアと約240名のろう者の国際手話通訳(以後IS)
・聴者の日本手話言語通訳(以後JSL)、運営スタッフ等が大会を支えました!
(※国際手話:ろう者が国際交流を行う際にコミュニケーションを円滑にするための 共通語
で、各国の手話言語を元に形成。各国の手話言語とは異なる)
■結 果
21競技が都内各競技場・大島・福島県・静岡県で行われ、日本は本大会で、金メダル16
・銀メダル12・銅メダル23・合計51個のメダルを獲得し、デフリンピック史上最多の
メダル獲得数となりました!
■開会式・情報保障 ~
開閉会式は東京体育館で行われ、モニターは4台(左右・正面と裏)日本語・英語、又は日本手話
・国際手話が同時に投影され、モニターに手話の投影時は電子掲示板に字幕(日本語と英語)が
表示されました。

💛来賓に秋篠宮殿下ご夫妻・佳子さま・悠仁さま、高市首相 小池都知事をお迎えしました。
佳子さまの桜にちなんだ少し濃い目のピンク色のお洋服が映えていました!
🌸今大会は、日本らしく桜が全体のモチーフとなっており選手入場の際のプラカードも桜の花
びら形をしていましたモニターに「100th」が映し出され、会場は大盛り上がり!

■新しい試み ~
◎サインエール:応援の声が聞こえない選手へ想いを届けることができるように日本の手話の
拍手をベースに聞こえない・聞こえにくい人を中心にしたメンバーがデフアスリート達と共に開発。
(tokyoforward2025.metro.tokyo.lg.jp/news241217/)
「GO!(行け!)」
「You can do it!(大丈夫 勝つ!)」
「Grab the Medal!(日本 メダルを つかみ取れ!)」・
・各会場の応援席から多くの方に熱いサインエールが!
◎キャラバンカー:PRカー2台は6月に岩手県と大分県をそれぞれ出発し、
47都道府県をめぐり、 大会前日に国立オリンピックセンターに当着!私の住んでいる練馬には
10/30に到着し、選手と一緒 にイベントが行われました

◎各競技の決勝戦はYouTubeで生配信され、元デフアスリ ート選手の実況中継(音声日本語あり)、
日本語解説者の説明 をISが表出する(字幕あり)など新たな取り組みも!

■感 想 ~
私はJSLとして活動しました.
事前にISと一緒に※1)協働通訳としての研修を受け、通訳チームでスポーツディレクター
(海外の方)との打ち合わせ、専門用語や※2)リレー通訳の学習を重ね、大会へ臨みました。
通訳チームは、海外と日本の選手・関係者を繋ぐミーティング・審判会議・競技会場
(トラブル・ケガ対応、選手呼び出し、受付、YouTube配信、表彰式)などに関わりました。
リレー通訳のタイムラグ・齟齬(そご)などの難しさを痛感したものの、多くの人の支えで現場が成
り立っている様子を目の当たりにし、成功へ繋げることができたことは本当に良い経験となりまし
た(^^)/
今大会を通して、目の前で国際手話・日本手話言語・英語・日本語・その他の言語、身振り・
筆談等様々なコミュニケーション手段がとられ、うまく伝えられなくても「伝えたい!という
気持ちを持っていれば必ず伝わる!ということを改めて実感しました。
そして、伝わった時の嬉しさはもちろんのこと、みんなの笑顔はキラキラ☆していて、とても印象的
でした(^^) カナダのイケメンにウインクされてドキッ💛笑
日本選手の試合では、会場の盛り上がりは一層熱く、一球ことに歓喜の声とため息、サインエール
が観客席から送られ、会場内は一体化していました!
また、ろう者のISとしての活躍の場が広がるなど、まさに聴覚障害者の国際スポーツ大会である
ことを強く感じました!

4年後はギリシャのアテネで開催!デフアスリートたちのさらなる活躍を期待したいと思いま
す(^^♪ ) (冬季大会は2027年オーストリア)
■脚 注
※1)協働通訳:専門性や役割を分担する複数の通訳者が協力して行う通訳
今回は、聴者側通訳者とろう者側通訳者がそれぞれ異なる言語の背景(日本語と手話言語)を持ち
ながら、 手話を介して通訳を行う
※2)リレー通訳:(今回の例) 国際手話→日本手話言語→音声日本語(又はこの逆)
■文・構成:©鈴木幸代

